カワさんの電信基地
乳腺外科医として神奈川県で乳がん診療に携わっています。 乳腺診療を通して世の中に役に立ち、人として成長できることを祈っています。 乳腺・乳癌に関したこと、日ごろの生活・仕事のなかで感じたことなどを 書いていこうと思っています。
野口昌邦 先生のこと
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 私は卒業後、母校の金沢大学の第二外科に入局した。第二外科は腹部臓器をメインに
扱うことが多く、私自身も当初は消化器外科医になるつもりでの入局であった。

 外科医として数年間の修練を終えた後に、そろそろ研究を、という時期に差し掛かった4月、
当時の教授であった宮崎逸夫先生に呼ばれ、野口先生の下で乳癌研究をするよう
伝えられた。思うところはあったのだが、ほんの少しの間だけ研究をお手伝いすれば
いいだろうとの軽い気持ちで、その指示を聞いた(のだが・・・)。

 野口昌邦先生は大変有名で改めて私が紹介するまでもないかも知れないが、内輪に
いるものしか知らないことも加えてみようと思う。

 先生は石川県松任市(現・白山市)のご出身で、1969年金沢大学医学部を卒業された。
米国空軍病院(立川市)でのインターン修了後、1970年金沢大学医学部第二外科入局された。
1985年4月-1986年1月文部省長期在外研究員としてNew YorkのSloan‐Kettering
Cancer Center記念病院の乳腺外科に留学し、金沢大学にお戻りになられてからは
乳腺・甲状腺診療にたずさわられた。日本乳癌学会評議員や理事ならびに英文機関誌
「Breast Cancer」の編集委員長としてご活躍され、現在は金沢大学医学部の乳腺科教授
となられている。2006年には日本乳癌学会会長として乳癌学会総会を金沢で主催された。
 学術的には拡大リンパ節郭清の研究から、一転して温存手術・センチネルリンパ節生検の
普及への貢献へと、日本の乳腺の手術治療を常にリードされていて、最近はその関心は
ラジオ波による非手術的治療におありのようだ。

 先生の頭脳明晰ぶりは医局内でも有名で、手術中に先輩がふと疑問をもらすと、野口先生
の小講義が始まった。「それにはこういう説を唱える一派とああいうことをいう一派がいて、
19○○年にイタリアの誰それが、どういった検討をおこない、○%というデータを出して
いる、それに対して・・・・」という具合だ。何年に誰がどの雑誌にどんなデータを発表した
などと恐ろしく記憶力がよく、まさに「人間Pubmed」ような先生だ。

 先にも書いたが時代の先見性にも大変明るい。拡大手術を先頭に立って推進してきた
かと思えば、突如として縮小手術を唱えだした。変わり身の早さをとやかく言う先生も教室
にはいたのだが、「そういうことにこだわっていては世界に取り残されると思った」と話して
くれたことがあった。その後のセンチネルの着手、ラジオ波への取り組みをみれば、いかに
一歩先を見つめているのかが伺えると思う。

 野口先生といえば「切れ者」という印象で語られることが多い教室内だが、近くで
お話しする機会があった私は、先生の人間性にも触れることがあった。
 普段はそう口数も多くはなく温厚に聞き役でいらしゃることが多いのだが、アルコール
が入ると結構に雄弁になられる。ただ、大変品がよく、人の悪口をいっているのは聞いた
ことがない。フフフという感じのくだけた冗談もうまく話される。(先に登場した宮崎先生
の奥様からは)「ウソを言わない人」という評を受けておられた(私も同意)。
 
 また余談になるのだが、野口先生が使われていたコンピュータ。WindowsとかAppleが
全盛だった時代においても、MS-DOSを愛用されていた。いい仕事をするのに高価なコン
ピュータはいらないのだな、と思ったものだった。今はさすがに何か新しい機器をお使い
であろうが、もしかしたら今でも医局員に、15cm角のみたこともない「巨大フロッピ」を
お渡しになることがあるのかもしれない。

 いまでは直にご指導を受けることはなくなったが、精力的にご活躍されているので学会で
お目にかかることがある。そんな野口先生も来年2009年3月には退官される。
不肖の弟子としては、ますますのご活躍を川崎の地から祈念している。

 またまた余談だが、野口先生の奥様はとてもセンスがいい。何度か記念のお品を
いただいたことがあったのだが、そのネクタイは大変気に入って今でも愛用している。
ちょっと余談に過ぎたかな?

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2009年1月4日追記

野口先生のご定年は来年度とのことでした。
野口先生や患者さんらに混乱を引き起こしてしまったかも。。。
本当に申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。
 
さすが不肖の弟子というか、なんというか。。。

p.s.
ご指摘いただきましたI先生、ありがとうございました。



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【乳癌】について最新のブログの口コミをまとめると

乳癌 に関する最新ブログ、ユーチューブ、ネットショッピングからマッシュアップした口コミ情報を提供しています。 プレサーチ【2008/01/04 00:05】

プロフィール

カワ

Author:カワ
河原太(かわはら ふとし)
富山県高岡市出身

成美小学校
志貴野中学校
高岡高校 卒業

平成4年金沢大学医学部卒業
同年 金沢大学医学部第二外科
(現・がん局所制御学)に入局

金沢大学医学部大学院修了
乳癌研究にて博士号を取得

平成18年4月より
聖マリアンナ医科大学 
乳腺・内分泌外科 助教 
現在に至る

<資格>
日本乳癌学会 認定医および専門医

マンモグラフィ検診精度管理中央
委員会 読影医師 A 認定
日本乳腺甲状腺超音波診断会議
乳房超音波講習会 A 判定
 
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 認定医



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